ママモスタディ

クリスマスに子どもと読みたい絵本5選

クリスマスを題材にした絵本は多く見られます。

先日少し大きい図書館に行ったとき

本棚6列がクリスマス用の絵本でいっぱいになっていて

こんなに多いんだ!と驚くほどでした。

 

季節や行事ごとに、その題材の絵本を子どもと一緒に読み

行事の由来や意味についての知識を深められると

子どもも親も、行事の訪れが一層ワクワクしてきて

より思い出深いものになりますね。

 

我が家もクリスマスの本を借りたり買ったりして

毎年子どもと一緒に読んでいますが

その中でも子どもが特に気に入り、興味を示したり

親としてこれは来年も子どもに読ませたいなあと思ったりした絵本を

5冊ご紹介したいと思います。

ご紹介する絵本の順番は、対象年齢が低いものから順に掲げていますのでご参考ください。

 

クリスマスの絵本

 

『サンタさんどこにいるの?』(ひらぎみつえ作・2016年ほるぷ出版)

0歳児から読める小さい子ども用のしかけ絵本です。

サンタさんがいろいろなお家にプレゼントを配りに行きますが、

その都度「サンタさんどこにいるの?」というセリフとともに

かくれんぼしているサンタさんを見つける仕組みになっています。

この仕組みがとても可愛くて面白いので、小さいころの次女に何度も何度も読むよう求められました。

「サンタさん」というものの認識と

「サンタさんはプレゼントをもってきてくれる」という認識を

小さいお子さんと楽しく共有するのにとてもいい絵本だと思います。

同じ作者さんのシリーズで、『クリスマスパーティはじまるよ!』『いち・にい・サンタ!』『ねんねしたらサンタさん』などもあります。

 

 

 『ノンタンサンタクロースだよ』(キヨノサチコ作・1978年偕成社)

言わずと知れたノンタンシリーズのクリスマス絵本です。

ご家庭でもすでに読まれている方も多いと思いますが

私自身が幼少のころ、クリスマス絵本の中でノンタンのこの絵本が一番好きでした。

  • クリスマスを楽しみにするノンタンへの気持ちの共感。
  • 色々な動物のサンタさんが存在し、動物ごとにサンタさんが違うという世界の面白さ。
  • 多種多様な動物のサンタさんの出現に、「こんなサンタさんもいるんだ」「この動物サンタはこんなソリに乗ってるんだ」などと1つ1つ感動した思い出。
  • ようやく眠りについたノンタンを優しくお家に帰してくれるサンタさんの優しさ。

1枚1枚に繰り広げられるノンタン世界のクリスマスに惹きつけられた記憶が鮮明に残っています。

子どもにも読んでみたところ、姉妹2人もほかの本以上の食いつきを見せていました。

気に入って読んでいるのは、2~4歳ころの間でした。

今でも時々読むと、6歳の長女は細かい描写まで読み入ったりしているので

長く読める作品だと思います。

まだまだ、毎年必ず読んであげたい絵本です。

 

『おおきいサンタとちいさいサンタ』(谷口智則作・2015年文溪堂)

3,4歳の子どもが喜ぶ絵本です。

まず絵の技法がとっても魅力的。お話も素敵です。

おおきいサンタは力持ち。大雑把な性格だけれど、大きなプレゼントだって軽々と運べます。

ちいさいサンタは繊細で器用。ちょっと神経質だけれど、細かくて小さいプレゼントも上手に作ることができます。

2人は隣に住んでいるのに、お話をしたこともありません。

けれど、ある出来事をきっかけに、お互いが助け合って無事プレゼントを配ることに成功します。

それ以来、2人は一緒にプレゼントを配るようになります。

可愛らしいサンタさんの描写や、子どもたちの求めに応じて一生懸命プレゼントを用意するサンタさんの様子が魅力的なのははもちろん、

「自分が苦手なことでも、それを得意とする他人がいる。

他人が苦手なことも、自分だったらできることがある。

お互いが助け合えば、できることは2倍以上に広がる」

という大切なことを教えてくれる絵本でもあります。

2013年に出版された『100にんのサンタクロース』のシリーズ本です。こちらも個性魅力的なサンタさんの可愛さが描かれていてとっても素敵な絵本ですが、我が家ではこちらの『おおきいサンタとちいさいサンタ』推しです。

 

『サンタさんのてがみ』(文/ジョセフィンコリンズ、絵/ゲイルイェイル、訳/ゆりよう子・2010年ひさかたチャイルド)

2~3歳向けの絵本とされていますが、ひらがなやカタカナを読めるようになってきた年少~年長さんくらいのお子さんが、自分で読むのを楽しめる絵本です。

サンタさんがプレゼントを用意するまでの仕掛け絵本です。

仕掛けが大がかりでこれだけでも子どもが楽しめますが、途中で何通もでてくるお手紙を子どもが封筒から取り出して読めるようになっているので、

平仮名やカタカナを読めるようになった子どもは、宝探しのように手紙を取り出しては嬉しそうに読んでいます。

ストーリーは、サンタさんがある手紙をなくしてしまい、その手紙探し手伝ってくれたチビねずみちゃんのお願いを、サンタさんが最後に叶えてくれる・・という心温まるお話です。

 

『あのね、サンタの国ではね…』(原案/松本智年、一色恭子・文/嘉納純子・絵/黒井健・1990年偕成社)

5~7歳の年中・年長さん以上向けにいいと思う絵本です。

サンタさんはクリスマスまでに何をしているのか?

どんな大変さを乗り越え、プレゼントをどうやって作り、子ども達に幸せを届けているのか?

それを毎月の月めくりカレンダーのように紹介してくれる面白い絵本です。

子ども達にプレゼントを配るにあたって、「望遠鏡をもってよいこを探しにでかけ」るという描写に、長女が「良い子でいるかどうかサンタさんに見られている!」という危機意識もつきっかけにもなりました^^;

また、月表示が英語になっているので、この絵本のおかげで子どもが月の英語表記を自然に覚えていき、ありがたかったです;

去年、保育園の貸し出し絵本として出会えた絵本ですが、子どもがとても気に入ったため購入しました。

毎年クリスマスには読みたい絵本です。

 

 

クリスマスの絵本は本当に数が多くて、これからもっともっと素敵な絵本にも出会えると思います。

子どもと一緒に毎日絵本を読みながら、クリスマスという子どもの心躍る行事をより一層思い出深いものにしていけたらと思います。