おうちにある道具でOK!保育士の遊ぶ技術【技法遊び】を親子でやってみよう
子どもと過ごす中
いろいろな悩みや壁にぶちあたり
「保育のプロはどうやって対処するのか?」
そんな疑問から勉強し
受験した保育士試験。
(↓なぜ保育士試験を受けたのかについてはこちら)
保育士試験の勉強は、児童心理学や発達学、
保育原理などについての学問が中心でしたが
「保育実習理論」という科目の中で
実際の保育現場で
子どもと行う「遊び」の技術
についても学ぶことができました。
そこで学んだ内容を子どもと一緒に実践してみた結果
子どもが喜んだものや
こうすると面白い!
と改良を加えたものなど
についてご紹介していきたいと思います。
今回ご紹介するのは
- 紙
- 絵の具
- クレヨン
があればすぐにできる技法です。
1.デカルコマニー
絵の具と紙さえあれば簡単にできます。
遊 び 方
- 紙を2つ折りにして折り目をつけておく
- 内側・片方の紙面に絵の具をつける(※チューブでそのまま絵具を出す方法・筆で絵を描く方法いずれもOK。絵を描く場合は水分を少なめに!折るときに垂れてしまうので)
- 絵の具が乾かないうちに、折り目をつけてあったところでもう一度2つ折りにし、上から押さえる。
- 紙を開くと、左右対称の模様が現れる
単に絵の具の写し絵ではあるのですが、子どもはとっても喜びます。
工 夫 ポ イ ン ト
- 紙は四角形だけでなく、ちょうちょうや星形など、左右対称の図形にあらかじめ切っておくとさらに面白い
- できた写し絵に、紙を張ったり絵をかいたりして加工してみても面白い
↓次女は絵具チューブそのままを選択。
予想通り、量出しすぎ・・。
形は「おさかながいい~」
②半分に折って、開く!
長女のちょうちょう。 ぱっ!!
こんな感じですぐできちゃいます。
2つ折りしたあと、
「どんな模様ができるだろう・・」
というドキドキが
子どもにとって
とても刺激的で楽しいようです。
作品群
2.スクラッチ
大人もなじみのあるスクラッチ
クレヨンで子どもも十分楽しむことができます。
遊 び 方
- 紙面すべてに黒色以外の色をクレヨンで塗る。
- その上から、紙面いっぱいに黒色でぬりつぶす。
- つまようじ/割りばしなどで、黒色を削るようにして絵を描く
- 黒色が削られ(スクラッチ)、下地の色で絵が描ける
工 夫 ポ イ ン ト
下地の色は、幅が狭い虹を描くような形で虹色に仕上げると、削った後でてくる色合いがとってもキレイです。
我が家のスクラッチ
①下地に虹色を塗り、その上から黒色・・・
↓次女のアバウトさ
↓長女「黒色つかれる~」
②黒色を塗り切ったら、その上から爪楊枝などで絵を描く
③完成!!!
スクラッチ技法を使った絵本
保育で用いている表現技法は、世界で用いられてている造形技術であるため
有名な絵本でも使われていることが多いです。
スクラッチを用いている代表的な日本の絵本に
なかやみわ作「くれよんのくろくん」があります。
我が家で実践した「スクラッチ」は
長女がこの「くれよんのくろくん」を読んで
「これ楽しそう!やりたい!」
と希望があって行ったものです。
絵本で見たものを
自分でも挑戦してみる
子どもにとって、単なるお絵描きにとどまらず
印象深い、刺激ある体験になると思います。
まだまだご紹介したい技法などもあるのですが
今回はデカルコマニーとスクラッチで締めくくりたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
ご家庭でもお試しいただき
お子さまと楽しんでただけたら嬉しいです☆
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