ママモスタディ

リトミックの勉強・資格取得方法

筆者は現在リトミック講師の資格を取得すべく講座に通っています。

 

f:id:studym:20181214054508j:plain

 

リトミックの講師になって教室を開きたい!と思っているわけではないのですが

 

「リトミック」という教育法の魅力に触れてから、子どもに教える前にまず自分が勉強したいと思ったのです。

 

→リトミックの魅力についてはこちら

www.study-mama.com

 

勉強といっても、もちろん座学ではなく

音楽を奏でたり、子どもの立場になりながら実際に身体を動かして学んでいくものなので

とっても楽しいですよ!

 

子育てをするママがリトミックを勉強するならどんな方法がいいか?ということを

自分の経験談も踏まえながらまとめてみました。

 

もし興味を持たれた方はぜひ以下をご覧ください。

 

 

★リトミックの勉強・資格取得方法★

前提:「リトミックの資格」とは何か?

厳密にいうと「リトミック講師資格」という公的な資格はありません。

なので、資格をもっていなくてもリトミック講師になることはできます。

ただ「リトミック」は音楽を心身で表現することを教える手法であり、かつ相手は子どもであるため、教える側も相応の訓練と知識を習得しないと難しいとされています。

そのため、各民間団体がそれぞれ「リトミック講師認定」を行い、受講し認定されることで「〇〇団体のリトミック講師資格をもっています」といえるという仕組みです。

一方、大学や専門学校でリトミック専門の学科もあるので、そちらを卒業していれば特に民間団体で講師資格を取得する必要もないでしょう。

 

それでは以下、リトミックを学ぶ方法についてご紹介します。

 

f:id:studym:20181218054412j:plain

講習を受ける

これが子育て中のママにとって一番現実的で、かつしっかりと勉強できる方法ではないかと思います。

実習を基礎とする講習とは別に、通信講座を基本とするリトミック講座もあるようです。

音楽の基礎についての座学ももちろん必要ですが、リトミックは特に、「学ぶ」と「遊ぶ」が同義の子どもへの教え方や身体の動かし方といった実践的な知識・体験が必要になるので、やはり現実に自分が体感したほうが習得が早いかと思われます。

実際の講習では、子どもにリトミックを教えている経験豊かな講師陣が、各テーマごとに「これを子どもに教えるときはこうやっているんです」という視点で教えてくださいます。講習をうけていると、自分もリトミック教室で習っているかのような感覚で楽しく学ぶことができます。

私がリトミックを学ぶにあたり、「どこの団体にお世話になろうかな?」といろいろ探した結果知ったリトミック講座はこちらです。

 リトミック研究センター

1988年に設立された団体(NPO法人)。

子どものためのリトミックを確立した国立音楽大学名誉教授の板野平先生という方の教育プログラムを引き継いでいる組織。

リトミックの講師を育てるほか、認定講師による子ども向けのリトミック教室の開催、保育園や幼稚園への講師の派遣、リトミックの普及活動なども行われています。

リトミック研究センターでの勉強方法は、

①「養成学校」への通学と②月例研修会の講習参加があります。

いずれも年単位での勉強になり、数年かけて幼児へのリトミックを勉強していく形です。

<リトミック研究センターHP>
www.eurhythmics.or.jp

 

 リトピュア

 2000年に設立された株式会社。

子どもの生きる力の育成を目的にリトミックの講師を育てるという観点と、

リトミック講師という立場で働く女性を支援するという観点2つを大事にされている団体です。

なので、子育て中のママにも勉強しやすいよう、通信講座が基本となっています。

通信講座10回程度+実技(初級は1日、開業講座は4日)で講座が組まれていますが、リトピュアの加盟教室を開いた場合、メールサポートやその後の通信学習も用意されています。

<リトピュアHP>

『リトピュア』 0 歳から、できる。聴けるから、できる。

 

 日本子ども教育センター

 質の高い幼児教育を実現するため、人材の育成を行っている団体。

理事長は米国ダルクローズ音楽大学で3年間リトミックを学ばれた方だそうです。

通いの講座や、保育園等への出張講座も用意されています。

リトミック講師資格だけでなく、英語リトミックやリズム英会話、知育インストラクターなど子どもへの教育に関する様々な資格認定を実施しているようです。
<日本子ども教育センターHP>

NPO法人 日本こども教育センター

学校に通う

リトミックって、大学や専門学校で学べる専門教科なのですね。

恥ずかしくもこの齢にして初めて知りました。

それもそのはず、リトミックを幼児教育として確立させたのは、国立音楽大学。

リトミックを日本で初めて実践した「トモエ学園」の校長先生だった小林宗作先生が、教壇をとられた大学です。

「トモエ学園」といえば、黒柳徹子さんが在籍された、ご自身執筆の「窓際のトットちゃん」で有名な学校ですね。

国立音楽大学をはじめ、専門学校などでもリトミックを教えている学校は数多くあるようです。 専門学校では夜間の部もあります。

 

でも、いまから音楽を勉強して高い学費を払って・・というのはちょっとママには現実的ではないかもしれません。

ママにとって、学校に通うメリットデメリットは以下が考えられます。

<メリット>

  • 音楽の基礎から勉強できる
  • 組織に属さず、自分の自由な裁量で教室を開いたりすることができる

<デメリット>

  • 講習に比べて高額
  • 時間的拘束が長い

 

やはり時間が拘束されるというのはママにとっては痛手ですね。

リトミックを学べる学校については私も少し調べましたが、やはり現実的な選択肢としては選ぶことができませんでした。

お金も時間もあれば、もちろん学校に通いたいです。涙

f:id:studym:20181218054439j:plain

筆者がリトミック研究センターを選択した理由

筆者は現在リトミック研究センターでリトミック講師資格を取得しています。

なぜリトミック研究センターを選んだかは以下の理由によります。

 歴史がある

 リトミック自体が歴史をもつ学問の1つです。

創設者のダルクローズは、戦前からリトミックを普及していたとされます。

日本にもたらされたリトミックも、幼児教育としていろいろな流派・学派が存在しつつ発展を遂げていますが、やはり勉強するなら、はじめに日本で確立された学派を引き継いでいるリトミック研究センターで勉強してみたいと思いました。

 内容が濃い!

 講習での研修会コースは、1年単位でプログラムが組まれていますが

初級→3歳児

中級→(1、)2歳児

上級→4,5歳児

と、3年かけてようやく1~5歳を網羅し、かつその上のコースも用意されています。

各研修の内容は

  • 1か月に1回程度(+で任意の講座もあります)
  • 1回3~4時間
  • 宿題もあり

という感じです。試験も生半可な準備では痛い目にあいます。

これだけ充実させている理由は、講師の先生いわく

「中途半端な技術と知識では、実際に子どもに教えても、子どもや保護者は見破ってしまうから。しっかりと学び、スキルを身につけて、講師として成功だけるだけの基礎を築いてほしい」

ということだそうです。

 費用が高額ではない

いろいろ調べましたが・・・リトミック研究センターは良心的なほうかな?と思います。

受講料(税別)は1年間で

入会金初年度のみ:5,000円

年会費     :5,000円

研修費     :28,000円

教材費     :11,050円

の合計49,050円(税抜き)が基本額です。

研修費と教材費は各コース別に必要になるので上級コースまですべて受けるとお高くなりそうですが。

筆者はまだ上級にはいっていないので、最後まで受けるかどうか悩み中です。

筆者が受けている講座の様子

リトミック研究センターでの月例研修会は、各回

【ティーチング】と【リズム】の時間に区分けして行われます。

 【ティーチング】:子どもへのレッスン法の実技

 【リズム】:基礎リズムや拍子などについての習得

講座を開催している支局は全国に多くあり、1つの県でも支部が複数校あります。

支部によって講師数の多少のばらつきがあり、【ティーチング】と【リズム】を教える講師が同じ支局もあれば、複数講師が交代して教えてくださる支局もあります。

また、全国に優秀な講師さんが多くいらっしゃるので、「今日は〇〇支局の大先生がおこしくださいました」という感じで、有名な先生を招いてのレッスンもあります。

【ティーチング】も【リズム】も、「子どもにおしえるにはどういう視点をもつべきか」という観点から学習できるのでとても分かりやすいです。

教材も購入しますが、これは実際にリトミック研究センターが開催している子ども教室で配布されているものだそう。

子どもが使う教材を、どのように教えていくかという内容での実技を細かく実践しています。

 

いかがでしたでしょうか。

 

リトミックの学習に興味を持つ方にとって、少しでもご参考になれば幸いです。

また筆者自身がリトミックで勉強したことなどもアウトプットしていけたらと思います。