ワーママ×ワンオペでも国家資格がとれる!忙しいママのスキルアップに役立つ効率的な時間の使い方
- 子ども4歳・2歳のきょうだい
- 職場復帰して約1年
- 夫は単身赴任で不在
の働く母が、教科書と問題集だけを武器に独学で保育士試験に一発合格した経験をもとに、忙しいママパパがいかに時間を捻出し自分のためのスキルアップを図るか
について、ご紹介します。
子どもを出産すると同時に、これまで空気のように存在した【自由時間】が消滅します。
私の母は、誕生日に「何が欲しい?」と聞かれると
「(自分だけの)時間が欲しい」
とよく言っていた、と
誕生日になるたびにその話をしていました。
今なら痛いほどその気持ちがわかります。
- 時間がない子育て世代
- 「ママパパ」ではなく「〇〇」さんとしての人間力を上げ、自信をもつ
- そうはいっても、時間がない!
- ①1日のタイムスケジュール
- ②ワーママの自由時間は夜ではなく朝!
- ③通勤時間は勉強に最適
- ④子どもに勉強を手伝ってもらう
- ⑤子どもが愚図る・夜泣きするときには横に参考書を
時間がない子育て世代
毎日子どものことでスケジュールが埋まってしまうママパパ。
子どもを産んでからの時間の流れは驚くほどに早いです。
乳児期には分刻みでのお世話に追われ、自分のトイレや食事や入浴もままならない毎日。
幼児期には「ねえこれ見てー!」「これやってー!」要求のオンパレードに加え、家事育児をしながらの食事作りや仕事との両立も課題となる毎日。
そんな毎日の中、確実に成長していく我が子に比べて、親である自分自身は日々の生活をこなすだけに追われ、「あれ?もうお正月?…去年のお正月なにやってたっけ?」なんて、脳がワープしていることもしばしば。その間の自分の成長は?といえば…停滞気味。
ふと、寂しさがこみ上げてきます。
「ママパパ」ではなく「〇〇」さんとしての人間力を上げ、自信をもつ
でも、せっかく子育てという貴重な経験をされているからこそ
その経験を社会に役立つものにしたり、さらに自分の子育て力をアップさせたり、あるいは子育てとは違う分野で活躍するための土台として
自分のために勉強する時間を作る
というのは、とても意義あるものだと思います。
知識や経験は、人間の器を大きくするのに役立ちます。
世界を知れば、視野が広がり、平凡な毎日に変化が訪れます。
「子育てや両立に追われている」毎日から、「子育ても勉強しながら楽しもうと生き生きしている」毎日に変わることで、あらゆることに前向きになります。
それは「△△ちゃんのママパパ」の成長ではなく、あなた(〇〇さん)自身の一個の人間としての成長です。
そうやって大人になっても成長していく姿は、子どもにとって素晴らしいモデルともなることでしょう。
そうはいっても、時間がない!
特に働いている場合などは、子どもが年少さん以上の年齢になっても
子どもの保育時間=ほぼ勤務時間
であるため、家で1人で自由時間を持てるということがありません。
自分もスキルアップしたい、勉強したい。でも時間がない。
そんな焦りを持っている方もおられると思います。
でも、使える時間は意外なところに転がっているものです。
子どもを巻き込みながら使える時間もあるのです。
私が4か月の間実践した試験勉強のための時間の捻出方法を、ご紹介したいと思います。
①1日のタイムスケジュール
保育士試験は4月に試験がありました。
受験を思い立ったのが12月。勉強を開始したのが年末。
約4か月かけて試験勉強をしたわけですが、そのときの1日タイムスケジュールはこんなかんじです。
トータルで勉強時間は2~3時間とれ、睡眠も5~6時間とれているので
そんなに無理がある生活ではありません。
ただ毎日このとおりというわけでもなく、疲れた日は寝坊したりして、朝の勉強時間が取れない日もままありました。
②ワーママの自由時間は夜ではなく朝!
子どもが寝た後が自由時間 というのが育児中のセオリーです。
また、夜寝る直前の勉強のほうが、脳の記憶力をつかさどる海馬の働きとしても効率的だそうです。
しかし
ワーママが寝落ちしない日はない
といっても過言ではありません。
少なくとも私は、21時に寝かしつけ、22時に起きられるよう目覚ましをセットしたとしても、目覚ましが鳴ったことすら全く気付かないほど「寝落ち」から脱却できることはありませんでした。
「夜起きて勉強するはずだったのに…!」
と思えば思うほどストレスにもなります。
ここはもう割り切って、夜は子どもと一緒に寝てしまいましょう。
そして朝、まだ暗いうちに起きましょう。
人によって快適な睡眠時間は異なるようですので、朝起きる時間は自分の疲れがとれるなと思う時間に設定してください(私は5~6時間が一番いいと実感しているので、21時ころ~3時ころを睡眠時間にしています)。
朝、頭がすっきりした状態での勉強も快適です。また、朝の家事を済ませてから勉強しておけば、朝の支度に慌てることもなくなり一石二鳥です。
しかも、お夜食はそろそろ代謝の悪くなってきた身体に気になりますが、朝これから活動する時間に糖質をとる分には罪悪感がありません。
勉強は早朝に!育児中ママへのおススメです。
<早朝勉強のメリット>
- 朝の支度に手間取ることがなくなる
- しっかり睡眠をとった後なので1日身体の調子が良好
- 甘いものも気にせず食べながら楽しく勉強
③通勤時間は勉強に最適
5分でも10分でも、電車時間を勉強時間に置き換えましょう!
1日5分の電車時間であったとしても、一週間で35分。一か月で(20日通勤したとして)1時間40分もの勉強時間になります。
通勤時間が長い方は本を片手にじっくり勉強することもできると思いますが、5~10分の短い時間しか持てない方は【じっくり勉強】が降車により途中で遮られてしまうと非効率なので、一問一答集や単語帳を片手に記憶時間に使うなど、【通勤時間ならではの勉強】という項目を設けておくと効率的です。
④子どもに勉強を手伝ってもらう
子どもの相手をしていて勉強がなかなかできない…
それなら、子どもに手伝ってもらってこちらの勉強に巻き込んでみましょう!
参考書を読むことを子どもに手伝ってもらうわけにはいきませんが、
子どもが多少文字が読めるようになれば、過去問題集などを子どもと一緒にゲーム感覚で楽しむことができます。
保育士試験は択一式試験だったので、5問の選択肢について、問題集では解答解説部分に「1番〇 2番× 3番×・・・」といった記載がされています。
そこで、過去問をときながら子どもに解答解説部分を見てもらい、
母「1番は・・・・・〇ですか?」
娘「ピンポーン!!!!」
と、娘に答え合わせを頼みました。
娘もこの掛け合いが楽しいようで、進んで「ママべんきょうしよー!」と本を持ってきてくれたりしました。
もちろん、自分のペースで思うような勉強は進まないし、子どもが飽きたら止めないといけませんが、
母親が一生懸命勉強している姿を見せつつ、子どもといる時間も楽しめる
という一挙両得な効果があったと思います。
⑤子どもが愚図る・夜泣きするときには横に参考書を
私が勉強を始めた時下の子はまだ1歳だったので、ときどき夜起きがあったり愚図って泣いたりするときもありました。
自分も疲れていると、子どもをあやしながら段々それがストレスになっていくこともあります。
そんなとき、抱っこしながら、おんぶしながら、トントンして寝かしつけながら
片手で参考書をもちます。
これが意外にいい勉強時間です。
- 子どもをあやす時間はトータルにすると意外にある
- ぐずりに対応しながら脳内で他のことを考えているとイライラせず自分の心も落ち着いてくる
- ぐずり時間も勉強時間にしてるので苦にならない
- 上の子はそれを見ながら一緒に本を読んでくれることも
なんていい効果もありました。
ただ、本気でぐずってママの甘えを求めているときはちゃんと向き合って対応してあげましょうね^^;